鑑賞発問設計ワークシート

鑑賞発問設計ワークシート

鑑賞を深める発問づくりのための指導者用ワークシート

例えば,パブロ・ピカソの「ゲルニカ」を鑑賞授業で扱う場合,作品から学ぶことができるのはどのような内容でしょうか。生徒が学ぶ内容を「ピカソの芸術性の理解」と設定した授業だと,学習のゴールが曖昧なものになります。「キュビズムの理解」だと,限定的な知識のみを扱う授業になってしまいます。

本研究では,「主体的・対話的で深い学び」の実現につながる鑑賞指導を行うために,美術の学びを「個別的理解」「俯瞰的理解」の二階層から構成し,それに応じた発問を設計するための指導者用ワークシートを作成しました。


ワークシートの使用方法

ここで提案するワークシートは,予め生徒のゴールを設定して鑑賞の学習指導案を作成したり授業を構築したりするためのツールです。生徒の学びを「個別的理解」と「俯瞰的理解」という二つの柱で整理することによって美術科学習を構成します。二つの柱を明確にした上で,それらの理解に向かうための発問を設計していきます。

実際に検討する際は,(1)「俯瞰的理解」,(2)「個別的理解」,(3)1〜2を支える「鑑賞的体験」という順序になります。鑑賞する作品は前もって決めておきますが,1~3を検討する過程で作品を変更する場合もあります。


ワークシートの書式と作成例



  • 書式のみ PDF

  • パブロ・ピカソ「ゲルニカ」他  PDF

  • アンディ・ウォーホル「210本のコカ・コーラの瓶」 PDF

  • 長沢芦雪「虎図襖」他  PDF

  • いろいろな椅子 〜生活の中のデザイン〜 PDF

  • ピエト・モンドリアン「ブロードウェイ・ブギウギ」他  PDF

  • 肖像画・自画像(12作品) 公開準備中

  • ※「鑑賞発問設計ワークシート」は,竹内晋平・橋本侑佳による研究発表「美術の俯瞰的理解を意図した鑑賞授業における発問設計 -学習構造の階層化に基づく試論-」(第40回 美術科教育学会滋賀大会,2018年3月30日)の成果に基づいています。

    ※ 関連研究: 竹内晋平・橋本侑佳「鑑賞的体験の言語化を通した美術の俯瞰的理解 -中学校美術科学習におけるアクティブ・ラーニングの視点導入に基づく試み-」,『美術教育学研究』第49号 → J-STAGE

    ※「鑑賞発問設計ワークシート」に関する質問等は,下記までお願いします([a]を@に変換してください)。
     竹内晋平 shimpei[a]nara-edu.ac.jp