美術科教育学会・リサーチフォーラム in 京都(2017.1.7)
美術科教育における〈学習者×教師〉-質の高い授業構築をめざして-
リサーチフォーラム記録冊子刊行のお知らせ(2017.04.11 更新)
標記リサーチフォーラムの記録冊子が完成いたしました。図画工作・美術科におけるコミュニケーションを重視した授業づくり,教師の力量形成に関する実践等に携わる先生方にご一読いただければ幸いです。本冊子をご希望の場合は 竹内研究室 までご連絡ください。 (送料のみご負担いただきます)
※ 本記録冊子の刊行に際して,美術科教育学会(事業部)からのリサーチフォーラム開催補助を受けるとともに,科学研究費の助成を受けています。
美術科教育における〈学習者×教師〉-質の高い授業構築をめざして-
リサーチフォーラム終了のご報告(2017.01.10 更新)
2017年1月7日,京都テルサにおいて標記リサーチフォーラムを開催し,登壇者・参加者の皆様とともに「質の高い授業構築」についての議論を深めることができました。当日の様子については後日,記録冊子として刊行する予定です。詳細については,本Webサイトにおいて追ってお知らせします。ご参加いただきました皆様,誠にありがとうございました。
美術科教育における〈学習者×教師〉-質の高い授業構築をめざして-
第2次案内(2016.12.13 更新)
■ 研究発表 1: 若手教員としての実技教科の授業力向上のための方途の提案
-授業力向上に求められる教師の“発話”に着目して-
隅 敦(富山大学)+ 安江 有沙(白山市立明光小学校)
若手教員は授業力をどう向上させるのかを考える。初任時における体育科の指導経験は,翌年度から担当した図画工作科の指導にどのような影響を与えたか。その際に,同僚や先輩教員のアドバイスがどのように生かされているのか。図画工作科だけにとどまらず,実技教科において,特に教師はどのような“発話”を求められるのか。本発表では,小学校教員が新規採用からほぼ3年を経た現在,基本となる教員養成教育の果たす役割も踏まえながら,日々の学級経営の中で実技教科に求められる授業力向上のための方途について提案したい。
隅 敦(富山大学)+ 安江 有沙(白山市立明光小学校)
若手教員は授業力をどう向上させるのかを考える。初任時における体育科の指導経験は,翌年度から担当した図画工作科の指導にどのような影響を与えたか。その際に,同僚や先輩教員のアドバイスがどのように生かされているのか。図画工作科だけにとどまらず,実技教科において,特に教師はどのような“発話”を求められるのか。本発表では,小学校教員が新規採用からほぼ3年を経た現在,基本となる教員養成教育の果たす役割も踏まえながら,日々の学級経営の中で実技教科に求められる授業力向上のための方途について提案したい。
■ 研究発表 2: 抽象絵画をめぐる俯瞰的思考を通した美術理解
-中学校美術科学習における言語活動等に着目して-
竹内 晋平(奈良教育大学)+ 長友 紀子(奈良教育大学附属中学校)
中学生が主体的に美術作品を鑑賞するにあたり,思考をどのようにひろげ,美術をどこまで理解することが可能なのかを考える。特に対象が,描かれた内容を感受しにくい抽象絵画の場合は,「鑑賞する」「思考する」「理解する」過程それぞれの意味に関して,教師からの積極的な指導が必要と考える。そこで本発表では,<身体と言語による思考>をとり入れた授業実践事例について報告する。具体的には,生徒による抽象絵画の追体験的活動と,その体験を記述する言語活動による美術理解の深化について提案したい。
竹内 晋平(奈良教育大学)+ 長友 紀子(奈良教育大学附属中学校)
中学生が主体的に美術作品を鑑賞するにあたり,思考をどのようにひろげ,美術をどこまで理解することが可能なのかを考える。特に対象が,描かれた内容を感受しにくい抽象絵画の場合は,「鑑賞する」「思考する」「理解する」過程それぞれの意味に関して,教師からの積極的な指導が必要と考える。そこで本発表では,<身体と言語による思考>をとり入れた授業実践事例について報告する。具体的には,生徒による抽象絵画の追体験的活動と,その体験を記述する言語活動による美術理解の深化について提案したい。
■ 研究発表 3: アートと言語活動
-コミュニケーションスキルを高めるための教科横断型学習の提案-
藤井 康子(大分大学)
グローバル化する社会で子どもが活躍し続けるために必要な能力の一つ,コミュニケーションスキルを考える。アートと言葉活動による表現力を育む学習を通して,子どもに言語の多様性の意義を理解させることは,豊かな感性を培うことに繋がる。視覚言語(Visual language)と言語(Languages:日本語+外国語(英語))の結びつきが,3言語の相乗的な発達と駆使を促すことができる。これまで実践的に研究してきた,図画工作科と外国語活動の教科横断型学習のための教材開発と指導法の在り方について提案したい。
藤井 康子(大分大学)
グローバル化する社会で子どもが活躍し続けるために必要な能力の一つ,コミュニケーションスキルを考える。アートと言葉活動による表現力を育む学習を通して,子どもに言語の多様性の意義を理解させることは,豊かな感性を培うことに繋がる。視覚言語(Visual language)と言語(Languages:日本語+外国語(英語))の結びつきが,3言語の相乗的な発達と駆使を促すことができる。これまで実践的に研究してきた,図画工作科と外国語活動の教科横断型学習のための教材開発と指導法の在り方について提案したい。
※ 登壇者のプロフィールは,こちらのフライヤーを参照ください → PDF
参加申込以外についてのお問い合わせは,下記までお願いします([a]を@に変換してください)。
美術科教育における〈学習者×教師〉-質の高い授業構築をめざして-
第1次案内(2016.08.22 更新)
■ 開催日 2017年1月7日(土),午後1時30分~4時30分(受付開始:午後1時15分)
■ 会 場 京都テルサ ・ 東館2F(京都市南区東九条下殿田町70番地)→ 交通アクセス
■ 参 加 ・無料。学会員以外の方も参加できます。できるだけ事前申込をお願いします。
・参加申込メール宛先: artedu.kyoto@gmail.com
・12月26日までに上記アドレス宛に,下記の必要事項を記入してご送信ください。
(件名「リサーチフォーラム申込/ご氏名」,本文「ご氏名,ご所属(複数の場合は全員分)」)
・12月26日までに上記アドレス宛に,下記の必要事項を記入してご送信ください。
(件名「リサーチフォーラム申込/ご氏名」,本文「ご氏名,ご所属(複数の場合は全員分)」)
■ 登壇者 ・研究発表: 隅 敦(富山大学)+ 安江 有沙(白山市立明光小学校)
竹内 晋平(奈良教育大学)+ 長友 紀子(奈良教育大学附属中学校)
藤井 康子(大分大学)
・指定討論者: 山口 喜雄(前 宇都宮大学)
・ファシリテーター: 三根 和浪(広島大学)
※ 登壇者のプロフィールは,こちらのフライヤーを参照ください → PDF
■ 趣 旨
児童・生徒にとっての豊かな学びのある授業づくり,それを支える教師の授業力向上は,図画工作・美術科においても重要な課題であると考えます。本シンポジウムでは,学習者間および学習者・教師間で成立する言語等を含めた様々なコミュニケーションが,図画工作・美術科の学びにどのような効果をもたらすのかを探ります。そして,美術の学びにとって有効な指導のあり方について,登壇者およびフロアの皆様との間で幅広い議論を進めたいと思います。
■ 主 催 美術科教育学会
■ 共 催
科学研究費・基盤研究(C)「教科学習に対する若手教員の授業力向上に資する基礎的研究~実技教科を中心に」(代表:隅敦),科学研究費・基盤研究(C)「教科目標への到達と感性の育みを促す言語活動等を視点とした美術科教育の基盤的研究」(代表:竹内晋平)
■ 後 援 京都市教育委員会